日本 散歩道のベニマシコ

　今日の写真は、昨日の12日に岐阜市近郊にある自宅の周辺を散歩した際に見かけたベニマシコです。この冬これまで出会っていなかったことから今年は渡ってくる数が少なかったのかと心配していました。ところで、これまで見てきたベニマシコは日本の一年中留まる留鳥より人を恐れないのですが、この日はこちらの身を隠すものが無かったこともあってか、なかなか彼らとの距離を縮めることができませんでした。

　この日に見かけたのはこのつがいだけでしたから、例年に比べて数は少ないのかもしれません。それに心配なのは彼らが餌場としていたいつもの河原の様子が今年になって変わってしまい、餌となる草木が少なくなっているのではと思えることです。夏の間に除草剤でも撒いたのか目に見えて河原の雑草が少なくなっています。

　このベニマシコを見かけたのは散歩コース上の柿畑にある梅の木で、彼らは梅の新芽を食べていたように見えました。ご覧の写真は枝の多い梅の木にいたことから手前に多くの障害物があります。オスのおなかのピンク色が美しいですね。

　こちらがベニマシコのメスで、オスに比べて大変地味な体色です。メスはなぜかオスほどには警戒心が強くないように思います。

　使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。