写真生活 on Line

野鳥を中心に様々な身近な事柄を写真でご紹介します

日本 背景は谷汲山華厳寺

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 岐阜市近郊にある自宅近くに谷汲山華厳寺があり、そのお寺は西国33番札所の満願霊場として有名で、正月、春の桜、秋の紅葉の時期には多くの参拝客があります。公式サイトはこちらです。 ( 西国第三十三満願霊場 谷汲山華厳寺 (kegonji.or.jp) )
 このお寺は撮影スポットが多いことから新しいカメラを入手した際には試写でよく訪れますが、今日のこの写真も新カメラ、新レンズで初撮影したものです。撮影場所は本堂の回廊に設けられているベンチですが、明暗差が大きいことから背景の外が白く飛んでしまっています。それでこのカメラとレンズの評価ですが人物撮影では非常にきれいに写ることから満足しています。ただ野鳥撮影となると話はまた別ですが。

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 こちらは華厳寺山門に至る参道で両側には多くの茶店や土産物屋が並んでいます。道路並木は桜ともみじが交互に植えられておりそれぞれの季節はもちろん4月から7月の新緑の時期も非常に魅力的な風景となります。近くにこういった場所がるのはありがたいことです。

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 使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT55-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距70mm、35ミリ版換算105mm、ISO400、F4.5、1/20sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 ジョウビタキと桜

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 昨日の2022年2月3日、お天気はそれほど良くなかったのですが、時々陽が射していたことから雨が降ることはないだろうと岐阜県各務ヶ原の自然遺産の森公園に出かけました。以前その公園ではソウシチョウの餌付けがされていると聞いたことがあり、それを撮影したかったからです。しかし現地に着いてもお天気は回復するどころか小雨でしたが雨は止むことなく降り続きました。さらにはソウシチョウらしき姿も見当たらず撮れたのは今日のこの写真のジョウビタキでした。ところで1枚目の写真でジョウビタキの背景に写っている桜(梅?)の芽が大きくなっていることに、もうそんな時期かと驚き、また間近な春の到来を感じました。

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 園内の芝生広場から同園の山を少し登ったところでこのジョウビタキに出会いました。1枚目と同じ個体かどうかわかりませんが距離からして同じ可能性が高いと思います。我々を追ってきたのなら、もしかしたらとても人に慣れた個体かもしれません。撮影距離は8m以内とかなり近めでした。或いはここで出会ったのはただ単に彼の餌がそこにあっただけなのかもしれません。ジョウビタキはこの写真に写っている木の実を食べていました。

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 これは園内の芝生広場で、山に近いところに建つのは、どこかから移築された民家です。屋根はきれいな茅葺(かやぶき)でしたからまだそんなことができる人がいるのでしょうね。飛騨の白川郷の人でしょうか。ところで今年はどこへ行っても野鳥が少ないように思います。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 背景はベリーズ川支流

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 中米の国ベリーズに住んでいた間、自宅はこの国最大の都市であるベリーズシティにありました。ベリーズシティはカリブ海に突き出した形の扇状地にあり標高の低い土地ですから、中心部も含め市内のあちこちに水場があり、豊かな自然に恵まれています。その市内を2分して流れるベリーズ川の支流が今日の写真の背景になっています。川幅は支流ですからそれほど広くはないのですが、街中を流れるにも拘わらず両側の岸にはジャングルのように背の高いマングローブが茂っています。この写真の撮影当時はここに橋が架かる前で容易に岸辺の水際までに行くことができました。

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 この辺りは橋を架ける準備のため両岸のマングローブの林が切り開かれており、うっそうとした感じはなく明るくなっています。自宅はここから歩いて15分ほどの場所でしたが、週末の散歩ではここに来て野生動物を探しながら川を眺めていました。この川岸は私のお気に入りの憩いの場所でした。

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 川は街中を流れているとはいえ、ここは熱帯ですから様々な生物が濃い密度で生息しています。その代表がワニとかジュゴンマナティ)で運が良ければ見ることができます。また岸辺には大型のカワセミやサギ類を見ることができ、空にはグンカンドリが舞うことがあります。都市でありながらここの自然の豊かさには本当に驚かされます。

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 使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony DT55-300。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F6.3、1/320sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 雪の日のアカゲラ、ノスリ、トビ

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 2022年2月2日の今日、朝起きて外をみると3cmほどの雪が積もっていました。これは野鳥観察のチャンスと思い朝食を済ませた後、早々にいつもの自宅周辺の散歩に、当然カメラを持って出かけました。そして最初に出会ったのがこの1枚目のアカゲラです。散歩コースの一角に3本が立ち並ぶ木があるのですが、その辺りからキャッキャツとキツツキ独特の鳴き声が小さく聞こえてくるのですが見つかりません。そこで自身の位置を木の反対府側に大きく変えたところ見つけました。頭に赤色の羽毛がないメスです。これまでに比べて今年はアカゲラやその他の野鳥に出会う機会が少ないように思うのですが、これは雪が少ないせいかもしれないと今朝の白い雪景色を見ながら思いました。

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 こちらはキツツキのいた木に近い、でももっと高い木の高い梢にいたノスリです。この冬はノスリに散歩のたびに出会っているような気がします。彼はこの辺りを縄張りにして、こうして餌探しと同時に自身の縄張りを見張っているのでしょうか。

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 こちらはキツツキのいた木にたむろしていたトビですが、私が近づくと早々に飛び去りました。上のノスリもそうですが、こうして地面が雪に覆われたときは餌探しに困るだろうと思うのですが。それでも雪の降らない南に行かず、こうしてここに留まっているのは何らかの餌を見つけることができるからなんでしょうね。ただ今日の雪は午後には融けてしまいましたが。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 45.6、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

コスタリカ 背景は坂のある歩行者天国

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 中米のコスタリカは世界的にエコツーリズムで有名ですが、内陸部にある首都サンホセにいる限り野生の息吹や自然の豊かさは感じられません。その反面首都の様子は社会的な意味で興味深いものがあります。街の中心部のダウンタウンは高層ビルが林立するといった街並みではなく、昔からの古いビルが多く立ち並ぶ趣のあるもので、着任当初は貧相な印象が無くもなかったのですが慣れるに従いその庶民的なたたずまいに好感を持ち始めたのです。最初に驚いたのは街の真ん中にとても長い人専用の歩行者道が常時設けられていることでした。その車の通らない空間がとてもリラックスできる市民の憩いの場となっているのです。一方で都市交通はこの広い面積を占める歩行者道のおかげで渋滞に相当な拍車をかけているのだろうと想像します。今日の写真の背景は長い長い歩行者専用道のうちの南側の一本で、北側に比べれば店の数や人通りが少ないほうですが、坂があったり大きな教会、公園があったりと変化に富んでいます。日本の街にもぜひこうした常設の歩行者天国が欲しいと思います。

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 こちらは北側の歩行者天国の一角にある歴史のある建物の中央郵便局です。外観もそうですが中に入るとむやみに広いホールと、これまた異常に高い天井が荘厳な雰囲気を醸し出しています。建物の表通りには多くの人々が行き来し、またたむろし、車は通りませんがとても賑やかな感じです。立派な建物がどこまでも青い空に映えてきれいですね。

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 使用機材のカメラはSony α100、レンズは Sony DT18-200。1枚目の写真の撮影データは焦点距45mm、35ミリ版換算87mm、ISO100、F5.6、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 貯水池のヒドリガモ

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 2022年1月31日の今日、朝から晴れてはいたのですが風が強く、また冷たく車の中は暖かかったのですが外での冬の寒さは緩んでいませんでした。自宅に近い谷汲山華厳時に遅まきながらお参りに出かけたのち買い物に向かうために田園地帯を走っていると、道路わきの農業用貯水池に水鳥たちがたくさんいるのが見えました。早速車を広いところに停め池に行ってみました。

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 池にはたくさんのカモたちが浮かんでおり、私が近づくと泳いで離れていき中には飛び立つのもいました。また池の周りの草地で餌を食べているカモたちも多くいました。それらはこの写真の通りヒドリガモでした。ここに多く集まっているのは池がフェンスで囲まれており、ある程度彼らには安全な場所なのだからかもしれません。こんな近くにこんなにたくさんの水鳥たちが集まっていたとはこれまで全く知りませんでした。意外と我々の周りには多くの野生が息づいていることを再認識させられました。

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 こちらが池の全貌です。上でも書きましたがこの池全くの道路わきにあり、左側にその道路が見えています。右側には広く水田が広がっており水はそのためのものと思います。
 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

セントルシア 背景はピジョンアイランドの熱帯植物

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 カリブ海の島国セントルシアは、欧米では有名な観光地ですが日本ではあまりなじみがありません。現地で観光客を見ていると白人が圧倒的に多いことからもそれは分かります。日本の一般の人でセントルシアをご存じの方はよほどの海外通か旅行マニアではないでしょうか。日本ではそんな無名の国ですが、日本の友人がセントルシアを訪れると、空港ゲートを出て、その目の前に広がる白い砂浜とエメラルドグリーンの美しい海に例外なく感激します。そんなセントルシアの観光の中心地であるロドニー湾の北端に今日の写真の舞台であるピジョンアイランド国立公園があります。園内には広い芝生、小高い二つの丘、美しいビーチ、かつてのイギリス軍の遺跡などがあり、そして園内が熱帯植物に覆われている様はまるで植物園のようで、マニアにはたまらない場所となっています。この写真はそんな熱帯植物を背景にして撮りました。

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 これは園内のあちこちにあり季節になると鮮やかな黄色の花をつける通称ゴールデンシャワーです。この名前あまりいい響きではありませんが色の鮮やかさでは群を抜いており遠くからでもよく目立ちます。この木、ベリーズでも多く見かけることができます。

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 撮影機材は Panasonic Lumix FX1。1枚目の写真の撮影データは焦点距離 12.9 mm、35ミリ版換算 77 mm、 ISO 50、F 4.3、1/160sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。なおこのカメラ、以前のブログでも書いていますがピント精度や発色など、その写りの良さは当時の同クラスに比べて一歩秀でていたと思います。
 なお、2枚の写真は容量制限の関係で最低限の画質で載せざるを得ませんでした。

日本 畑のイカル

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 2022年1月29日の今日、晴れたり曇ったりで時にはにわか雨の降るはっきりしないお天気でした。午前中は文殊の森公園に行きその帰りに、自宅周辺のいつもの散歩道近くの農道を車でゆっくり走っていたところ、10羽ほどのイカルの群れが畑でエサ採りをしているのに出くわしました。私は車を止め窓を開けて車内から撮影したのですが、イカルたちは車に警戒するものの飛び去ってしまうことはありません。やはり鳥たちは人の形に神経質になるようです。

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 イカルたちは数日前に機械で掘り起こされた土に盛んにくちばしを突っ込み何かを食べていましたが、それが何かは分かりませんでした。普段イカルを見るといつも彼らはくちばしに泥をつけていますから、いつもこうして土の中の餌を探しをしているのでしょうね。この畑は麦を作っていたと思うのですがそれでしょうか。

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 イカルたちと出会った畑の中を走る第三セクター樽見鉄道です。これは大垣市本巣市樽見を結んでおり朝夕以外は1.5時間に一本ほどしかありませんが地域の高齢者や学生にとっては貴重な交通手段です。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

コスタリカ 背景はトルトゥゲロ 国立公園ツアーの帰りのレストラン

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 中米のコスタリカエコツーリズムが世界的に有名で、日本でもこの国の名前を知っている人が多いのはそのせいかと思います。そのエコツーを楽しもうと世界中から人が観光に集まり、コスタリカの観光産業は大いに成功していますが、その観光ツアーの一つに国の東海岸カリブ海側にあるトルトゥゲロ 国立公園 があります。コスタリカには数多くの国立公園があるのですが、この公園は遠いのにもかかわらず国内で3番目に訪問者の多いという人気のスポットです。公園には沿岸に広がる深いジャングルの湿地とウミガメの産卵で有名な海岸があります。トルトゥゲロへは陸路がないため飛行機かボートで行くしかありませんから、よってツアーはこの2つの交通手段に限られます。我々は首都のサンホセを朝早くバスで出て途中でボートに乗り換えて行きましたが、そのバス駐車場兼ボート乗り場の混雑、人の多さには驚きました。この写真はトルトゥゲロからの帰りのバスで昼食のためにレストランに寄った際の一枚です。レストランは多くの観光客を受け入れるための大きな施設で、昼食はあらかじめ決められた同じメニューが皆に提供されていました。食事はまずくなかったと記憶しています。食堂の周りに広がるそのレストランの庭は散策できるほどに広く様々な熱帯植物が茂っており十分に楽しむことができました。この写真はそんな熱帯植物の前で撮りましたが、背景が効果的に写っていませんでした。被写体の表情に集中していたせいかもしれません。

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 これはレストランの庭に咲いていたランです。私は当時ランに対する知識も興味もほとんどなかったのですが、あの庭には他にも多くのランを含めた花が咲いていた様な気がします。団体客を受け入れるレストランでしたがもう一度行ってみたい気がします。観光バスで寄っただけですから位置は全く覚えていませんが。

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 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma70-300mm F4-5.6 DG MACRO。1枚目の写真の撮影データは焦点距90mm、35ミリ版換算135mm、ISO400、F4.0、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区の裏の湖

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 中米の国ベリーズの、この国最大の都市から車で1時間ほど北西に走るとクルックドツリー野生生物保護区( Visit Crooked Tree | Official Guide to Village & Wildlife Sanctuary  )に到着します。ここは世界の湿地を保護する目的で設立されたラムサール条約に加盟しており豊かな自然の保護の取り組みがなされています。ここには川を大きく広げたような湖がいくつかあり、そこには季節になると多くの水鳥たちが国境を越えて集まってきます。今日の写真はそんな表にある湖ではなく集落を挟んでその反対側にある湖を背景にしています。ここは熱帯の強い日差しを遮るものは何もなく太陽は肌を焦がします。

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 湖を横断する道路が作られており湖の中央部から全体を見渡すことができるのですが、どちらを向いても景色の変化はなくただただ遠くに地平線が見えるだけです。

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 湖の水面のほとんどは根がしっかりと広がった水草に覆われており水が見える部分はほんの一部にしかすぎません。よって多くの鳥たちは表の湖に集まり、ここには少ししか来ませんから表に比べて裏のここは静かです。人もほとんど来ませんからここにいると地球以外の惑星にでも来たかのような感覚になります。この写真のみコンパクトデジカメで撮りました。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F56.3、1/320sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。