写真生活 on Line

野鳥を中心に様々な身近な事柄を写真でご紹介します

日本 文殊の森公園のオオルリ

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 今日も朝から晴れてはいるのですが所々に黒い雲があり、落ち着かない空模様でした。でも気温は高く文殊山頂上までに相当な汗をかくことになりました。その頂上を目指す前に文殊の森公園内の渓谷に沿った道を歩いてみました。そこは針葉樹と広葉樹が茂り水量は少ないのですが水が流れ、いかにも鳥たちが集まりそうな場所なのですが、目的はオオルリキビタキに出会うことを期待してのことです。そして今日の写真の通り、ついに今年初めてのオオルリのオスに出会うことができました。

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 オオルリは最初どこでさえずっているのか分かりませんでしたが、しばらく待っていると自分で姿を現してくれました。彼らは場所を変えながらさえずりますから待っていればいずれ見つけることができます。オオルリはとても美しい声の持ち主で体色の瑠璃色もきれいなのですが、色彩に乏しく写真映えしないのが少し残念です。

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 これが今日オオルリを見かけた場所で、小さな渓谷には水が流れています。辺りは針葉樹が多いのですが谷沿いには広葉樹も見られます。

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 これが駐車場から見た公園の山の様子で、すっかり若葉の美しい景色になっています。これまでに今日の写真のオオルリキビタキを見かけましたが、ここの常連であるサンショウクイは見かけていませんからまだ到着していないようです。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 4月22日文殊の森公園のアオジ

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 4月22日、今日も朝から雲は多めですが晴れています。天気予報では真夏日になるとのことで薄着して、いつも通り自宅近くの文殊の森公園に出かけました。文殊山頂上への登山道で女性3人組のグループが大きな声でおしゃべりしながら前を歩いていたことから、途中でドングリの小道に経路を変えて頂上を目指します。そこで今日の写真のアオジに出会いました。珍しい鳥では無いのですがこの公園では初めて見かける種類で、更にこの時期の出会いでしたから少し驚きました。

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 アオジ留鳥または漂鳥ですから一年中見ることができても不思議ではないのですが、これまでこの時期に見かけたことがなかったことから意外でした。これはオスで、顔の黒色が強くなっていますから夏羽に変わりつつあるようです。

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 アオジは渡り鳥ではないのですが、それにしてはなぜか人間をそれほど警戒しない鳥で、人に出会ってもすぐに遠くに飛び去ってしまうようなことはありません。この時も我々との距離を保ちながら地上で餌探しを続けていました。

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 今日は濃尾平野方面の見通しがそれほど良くなかったのですが、飛騨方面は良かったようで、この写真の通り御嶽山がくっきりと良く見えました。この時期でもこんなに白く雪を頂いているのですね。空中に浮かんでいるようで荘厳な眺めでした。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 松尾池近くのヤマドリ

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 昨日のこのブログ上で、岐阜市の松尾池周辺で出会った野鳥をご紹介しましたが今日はその続きです。松尾池は岐阜市の最高峰である百々が峰の登山口にあたり、渓谷に沿って森の中を歩く登りが続いています。その登り口近くで今日の写真のヤマドリに出会いました。これまでヤマドリには数回出くわしているのですが、なかなか撮影のチャンスがありませんでした。というのも彼らは警戒心が強く人を見たらすぐに飛び去ってしまうからです。

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 ところがこの松尾池近くで出会ったヤマドリは人に慣れているのか、私の先を歩いていた人の眼前を悠々と歩いて通り過ぎて行くのを目撃しました。それは私の知っているヤマドリからは信じられないような光景でした。どうやらこの個体は松尾池では有名なヤマドリで、いつもこの辺りに出没しカメラマンたちの格好の被写体となっているようです。色彩は地味ですが美しい鳥ですね。

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 この写真は登山道の途中で出会ったヤマガラで、人が近くにいても特に気にせず餌探しをしていました。人を和ませる鳥ですね。

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 松尾池の餌代の近くに来たキジバトです。それまでここにいたシロハラを追っ払って落ちている餌を採っていました。これもヤマガラほどではありませんが人に慣れています。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,600、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 松尾池のシロハラ、クロツグミ

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 今日も朝から快晴で青空が広がっています。今日は久しぶりに岐阜市長良川沿いにある松尾池に行ってみました。しかし池には冬鳥たちの姿はなく留鳥カルガモの姿もありませんでした。やはりここは鳥がいないと寂しい風景になってしまいます。今日はそんな松尾池で出会った野鳥たちをご紹介します。1枚目は恐ろしく人に慣れてしまったシロハラです。ちなみにこの写真はノートリミングです。

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 これまで餌台はシジュウカラヤマガラの独占でしたが、彼らが来なくなった今はこの写真の通りシロハラが独り占めしています。このシロハラはすっかり人間に慣れてしまい、3mほどに近づいても動かずじっとしています。それにシロハラは地面でミミズなどを探す姿を見かけるのが普通ですが、このように餌台の木の実を食べているのが意外でした。

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 この写真の鳥は松尾池から岐阜市の最高峰である百々が峰に通じる登山道途中の展望箇所の近くで見かけたのですが、とても遠くてしっかり捉えることができませんでした。これまで見たことのない鳥でしたから家に帰って図鑑で調べたところクロツグミであることが分かりました。次回はもっとしっかり撮影したいものです。

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 これが松尾池の全容です。奥に見える建物は飛騨の合掌造りを移設したもののようで、かつてはレストランとして使われていたようですが、今はすっかり朽ち果てています。この池、今年から改修工事が始まるようです。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,500、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 今年初めてのオオルリ

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 土曜日、日曜日と雨が降りましたが、今日は朝から雲は多めでしたが晴れています。でも気温はかなり低いため肌寒く季節が戻った感じがします。お昼は暖かくなるとのことでしたから薄着でいつもの通り自宅近くの文殊の森公園に出かけました。文殊山頂上に向かう途中で様々な野鳥をのさえずりを聞きながら歩き、その途中で今日の写真の野鳥たちに出会いました。1枚目はメスですから種類の特定が難しくキビタキオオルリで迷いましたが後者にしました。このメスの近くでオスのさえずりが聞こえていたのですが、それがオオルリではないかと思ったからです。もし特定が間違っていたらご指摘ください。

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 こちらは間違いなくシジュウカラです。木から木へ、枝から枝へ精力的に飛び廻り虫を探していました。ところで自宅隣の栗畑に架けた巣箱にシジュウカラが入居していますが、現在抱卵中なのか出入りがあまりありません。

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 こちらはヤマガラで、やはり忙しく飛び回っています。口に大きめの青虫をくわえているのがお判りでしょうか。虫を捕る彼らを見かけるのが桜の木であることが多いのですが、やはり虫の付きやすい樹種のなのでしょうか。

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 こちらは今が最盛期と思われるヤマブキですが、写真の花は花弁が八重になっています。通常山に咲くものは一重が多いのですが、もしかしたらこれは植林したものかもしれません。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 松尾池のコゲラなど

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 今日は今年の3月4日に岐阜市長良川の堤防から西に1kmほど入ったところにある松尾池で出会った野鳥たちをご紹介します。松尾池は岐阜市の最高峰である百々が峰(標高418m)の登り口にもなっていますから、年間を通して人の姿が見られます。またここは池を中心に様々な野鳥が見られることからも人気の場所です。1枚目は松尾池に注ぐ渓谷に沿って少し登ったところで出会ったコゲラです。小さなかわいらしい鳥ですね。

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 こちらは松尾池の岸部近くの自然石に設けられた餌代に来たクロジです。岐阜市近郊の自宅周辺では圧倒的にアオジが多いのですが、ここではアオジは見られづいつもクロジです。何故でしょう。

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 池には常に水鳥が休んでおり、この写真のマガモカルガモが多くみられます。ここのマガモは他で見かける個体ほど人を恐れませんから、かなり近くで撮影することができます。

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 そして松尾池での人気者は何といってもこのオシドリです。ここではかなり高い確率で出会うことができるため彼らを撮影するカメラマンが多く集まります。何度見ても飽きることのない美しさです。

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 そして松尾池での人気者は何といってもこのオシドリです。ここではかなり高い確率で出会うことができるため彼らを撮影するカメラマンが多く集まります。何度見ても飽きることのない美しさです。
 使用機材のカメラはSONY α6600、レンズはSony 100-400 GM OSS 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離400mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,250、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ アルツンハの Purple Gallinule(パープル ガリニュール)

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 中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから、車で1時間ほどの距離に古代のマヤ遺跡アルツンハ公園があります。ここは国内にいくつかあるマヤ遺跡群の中で都市に最も近いことや、アクセスが良いことなどから人気の観光地になっています。アルツンハは国内の遺跡としては中規模で、この園内にあるピラミッドのいくつかはきれいに修復されており、それらのどれも頂上まで登ることができます。ただここは遺跡に登って触れることができるといった魅力の他に、遺跡公園周辺がジャングルであることから様々な野鳥や獣、日本にはいない昆虫やトカゲなどを見ることができることです。今日の写真はピラミッドを背景にした記念写真と共に、ここで出会った鳥たちをご紹介します。1枚目は普段見かけることは少ない Purple Gallinule(パープル ガリニュール)です。もちろんベリーズシティ市内で見かけたことはありません。

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 この美しいバンの仲間は湿地帯であるクルックドツリー野生生物保護区でも見かけることはないことから、多分生息数の少ない種類だと思います。特徴はこの写真にもある通り非常に長い指を持つことから水草の上を自由に歩き回れることです。

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 この鳥は Least Grebe (リースト グレイブ)で、顔つきからしカイツブリの仲間かと思います。この池は直径が20mほどの大きさで乾季になると水が無くなってしまうのですが、そんなところに彼らの餌があるのかと不思議に思います。

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 上記2種類の鳥がいたのはこの写真の背景になっているアルツンハ遺跡公園内のピラミッドのすぐ横です。池の場所からして当時のマヤ人たちが作った人工的なものだと思われます。なおこれらのピラミッドから500mほど離れたところには一年中枯れることのない大きな池があります。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F 8.0、1/1,000sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本  Tamron 18-250 Aspherical LD DiⅡ

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 もうずいぶん前になりますが、ソニーのα57をメインに使っていた頃、タムロンから発売されたレンズ Tamron Aspherical LD DiⅡ を使っていたことがあります。ただその頻度は多くなく防湿庫で過ごすことが多かったのですが。高倍率ズームレンズは荷物を多く持てない旅行などには便利ですが、その便利な長いズームレンジが仇となり性格が中途半端になってしまって、例えばポートレートならもっと明るいレンズを、野鳥ならもっと望遠をとなります。そんな訳で長いこと防湿庫で眠っていたこのレンズを先日久々に取り出しその性能を再度確かめてみることにしました。1枚目は自宅庭に咲いたジューンベリーの小さな花の接写です。かなり近くまで寄ることができ、解像力、ピントは思った以上にしっかりしています。

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 この写真はポートレートですが、この距離でも顔へのピントは非常にしっかりしており、全く問題ありません。あるメーカーの同クラスカメラと純正レンズを使っても、なかなかこれだけしっかりした像を結んでくないことが多々あります。加えて背景のぼけ、臨場感、肌色の発色等全く問題なしです。でもさすがに大口径のレンズに見られる写真のつややかさには欠けます。焦点距離は60㎜(換算90㎜)

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 こちらは枝に停まってさえずるウグイスで、何とか撮れてはいますが、小さな野鳥相手となると望遠端250m ( APS-cでは375m相当)では厳しいものがあり、動物園などの近距離撮影でない限り、解像力が低くなることもあり結果は証拠写真程度と思った方がいいと思います。焦点距離は250㎜(換算375㎜)

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 当時の高倍率ズームは非球面レンズの使用やLDなどの高級なガラスを使って高性能化が図られており、普段使いであれば人物撮影も含めて割と満足な写真が撮れると再確認できたと思います。最望遠側の解像力には不満がありますが、コンパクトデジカメに比べれば無論言うまでももありませんが、こちらの方がはるかに高性能です。
 使用機材のカメラはSony α57、レンズは Tamron 18-250mm F3.5-6.3 Di。1枚目の写真の撮影データは焦点距70mm、35ミリ版換算105mm、ISO100、F 5.6、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 4月15日文殊の森公園のルリビタキ

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 今日も朝から良いお天気です。いつも通り自宅に近い文殊の森公園に出かけ、標高345mの文殊山頂上、山口城跡を目指しました。登山中には特に野鳥に出会うことはなかったのですが、山頂でお昼を済ませその後の下山途中に今日の写真の野鳥に出会うことができました。1枚目はルリビタキですが、4月15日時点でまだこの園内の山に留まっていることが分かり、もうとっくにいなくなったと思っていましたから少し驚きました。でももうそろそろ繁殖地である高地に向かうのでしょうね。

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 こちらはメジロですが、彼らはいまだに4羽ほどの群れで餌を探して移動していました。虫を探していたのか、枝から枝に素早く飛び移っていたため、なかなかファインダーに捉えることができませんでした。

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 文殊の森公園では現在このオレンジ色のツツジが最盛期で、あちこちでその美しい花を見ることができます。一方で紫の花はもう終わったか、もう見ることはできません。

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 園内の草地ではこの写真の黄色い花が咲き乱れています。端に写っているタンポポは既に種を飛ばす段階なのですね。時間の経過をとても速く感じます。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 800、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。