写真生活 on Line

野鳥を中心に様々な身近な事柄を写真でご紹介します

ベリーズ 野生の航空ショー

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 中米の国ベリーズのこの国最大の都市ベリーズシティから車で1時間ほどの距離に、湿地の保全を目的としたラムサール国際条約に加盟しているクルックドツリー野生生物保護区があります。ここには川を大きく広げたような湖があり、乾季で湖の水位が下がると密集する魚を捕ろうと周辺から国境を越えて多くの水鳥たちが集まります。この保護区は世界的にも有名で、シーズ 中米の国ベリーズは、この国最大の都市ベリーズシティがカリブ海に突き出た半島にあり、そこは扇状地で形成されていることから土地の海抜は非常に低く市内のあちこちに水場があります。よって様々な生物が生息しており、それらの多くは野鳥、特に水鳥たちの餌となります。よってベリーズシティは街中であっても野鳥を見る機会が多く、彼らは市民にとってはとても身近な存在なのです。その中の一つが今日の写真のシロトキです。

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 シロトキたちは朝のまだ陽が昇る前にベリーズシティ郊外にある集団のねぐらからベリーズシティの各地やその沖にあるマングローブの森に飛来し陽のある時間を餌探しで過ごします。ですから市内のあちこちではシロトキたちをよく目にします。

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 そして夕方になるとまた集団でねぐらに帰っていきます。その夕方の飛行ルートの一つが自宅の上空で、午後5時前後にはたくさんのシロトキたちの群れが通過します。

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 その群れは時には50羽を超えるような大きさであったりしますが、彼らはサギ類と違って編隊を組んで飛びますからその飛形が美しく、また素晴らしいスピードで一直線に飛びますから迫力があります。これはまさに野生の音のない航空ショーです。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F8.0、1/1,000sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。