写真生活 on Line

野鳥を中心に様々な身近な事柄を写真でご紹介します

日本 名レンズ ライカズミクロン

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 今日はドイツのカメラメーカーであるライカ(当時はライツ)を代表するレンズのご紹介です。カメラ専門店の「ステレオカメラ」というお店のサイト( LEICA ライカ Summicron ズミクロン 50mmF2 沈胴 M + UVフィルター - ライカ・ハッセルブラッド 海外製中古カメラ通販【STEREO CAMERA】ステレオカメラ )にこんな記事があります。
 「ズミクロン 50mmF2 沈胴式 Mマウントは、1954年にM3の誕生と同時に発売されたドイツ製ズミクロンレンズです。発売当時、空気層を作った空気レンズを使用した事でも有名で、これにより先代のズミタールのコマ収差を良好に補正しました。驚異的な解像度と色表現性で、世界中のレンズメーカーの設計時の性能基準を引き上げたと言われ、ライカのスタンダードであったエルマーを引きずり下ろし、『ライカと言えばズミクロン』と呼ばしめた戦後のライカレンズを代表する銘玉です。」

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 このズミクロンが発売されたのが1954年ですから今から47年前です。むろん現代のコンピューターが設計した計算上ほぼ完ぺきなレンズに比べれば光学性能は劣るかもしれませんが、それでもその写りは数値には現れない味を感じることができる名レンズだと思いますし、それが今でも世界中の多くの人に愛され高価で取引されるる理由なのでしょう。こうして現在のカメラに取り付けても良く似合い、そのたたずまいには気品さえ感じます。

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 これが実写した際の写真です。人物を背景から浮き上がらせる絵作りはライカならではと思います。この小さな写真では実感しにくいのですが大いに臨場感があります。背景のボケが同心円状になりますがそれがまた味なのかもしれません。解像力、発色に不満はありませんが逆光に弱いのは惜しいですね。このレンズにマルチコーテジングのサービスがあればいいのですが。ところで昔のレンズをこうしてAEで使える使えるカメラボディがあるのはありがたい限りです。