写真生活 on Line

野鳥を中心に様々な身近な事柄を写真でご紹介します

日本 根尾川河原のヒレンジャクとキレンジャク

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 昨日の1月20日、雲一つない素晴らしいお天気で絶好の登山日和で自宅近くの文殊の森公園に行き、いつも通りの文殊山山頂にある山口城跡に登りました。登山途中からの雪山の眺めは素晴らしくその写真は昨日のブログでご紹介した通りです。その登山を終え公園からの帰り、根尾川の河原にヤドリギがたくさん寄生している柳の木がある場所があり、そこは毎年レンジャクが訪れることでカメラマンの間では有名です。

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 日本を訪れるレンジャクには2種類あり、羽の色によって識別できるキレンジャクヒレンジャクがあります。1枚目の写真は尾の先が黄色いキレンジャク、2枚目が赤いことからヒレンジャクです。ヤドリギの実を食べると粘着性の糞が出るためこの写真のようになります。これが他の木や枝に付着し、それが芽を出します。鳥たちはヤドリギの実を食べる代わりに彼らの繁殖を助けているわけです。

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 これがヤドリギで、このように薄い黄色の実をたくさんつけます。ヤドリギは着生ではなく宿となる木から栄養分を吸い取る寄生種ですから、宿となる木はどんどん弱っていきます。雪などで折れやすくなり、今年も地上にはたくさんのヤドリギをつけた枝が落ちています。写真はヒレンジャクです。

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 この写真はキレンジャクで、数の多い鳥です。対してヒレンジャクはある限られた地域でしか繁殖しないことからキレンジャクに対して日本に渡来する数はずっと少ないそうです。去年はここでヒレンジャクを多く見ました。

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 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。