日本 電柱のアオサギ
今日の写真は岐阜市近郊にある自宅の、近くを流れる根尾川の対岸にある集落で、2年前に撮影したものです。ここは両側を低い山に挟まれた幅800mから1㎞ほどの谷あいの平地に水田が広がっており、その中央を護岸された小さな川が流れています。ここへは秋から冬にかけて時々散歩を兼ねて野鳥撮影に訪れるのですが、特に珍しい種類に出会うわけではありません。しかししいて言うならカイツブリとカワセミをたまに見かけます。
この写真は電柱に停まっていたアオサギで、彼にはほぼ毎回出会います。水田や川の近くに樹木がないことから人が近づくと彼はいつもこうして電柱の天辺に停まります。
人がアオサギのいる電柱に近づくと、彼は警戒してもう一つ向こうの遠い電柱に移動します。でも決してこの川沿いから飛び去ろうとはしませんから、ここはよほど魅力的な狩りの場所なのでしょう。その証拠に、ここはカイツブリやカワセミの餌場ともなっているのですね。
川沿いには何本もの電柱がありますから彼は次から次へと飛び移ります。人が離れると川に降り早速狩りを始めます。アオサギは悪食ですから動くものは何でも飲み込んでしまいますから、魚や小動物にとってはワシタカ類以上に脅威かもしれません。
撮影場所の農地と川の風景写真ですが人物を入れずに捕るのを忘れてしまい、この写真でご紹介します。現地の雰囲気は何とか分かっていただけるかと思います。
使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 7.1、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。