日本 今年の冬のジョウビタキ
今日はこの冬の2月12日に、自宅の周辺約8Km を散歩した時に撮影した写真をご紹介します。1枚目は典型的な冬鳥としてよく目にするジョウビタキのオスで、翼のクロ、背中のオレンジ、良く目立つ白班などのコントラストが美しい鳥です。ただ黒色の中にあって黒色の目が目立たない顔は印象が薄く少し残念です。
ジョウビタキの繁殖はチベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で行い、日本でも北海道や長野県で繁殖の例があるそうです(ウィキペディアから)。危険な長旅となる渡りをすることなく日本でもどんどん繁殖例が増えてくれればと思っています。
こちらは大垣と本巣市根尾地区の樽見を結ぶ第三セクターの樽見鉄道です。自家用車が幅を利かす現代、利用者が少なく赤字ですが、車を持たない高齢者や学生には貴重な足となっています。地元自治体が補填し何とか営業しているのが現状です。鉄道はいったん廃線になると復帰は絶望的ですから何とか存続してもらいと願っており、ささやかながら普段からなるべく利用するようにしています。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができますが、今日は特別に大きくしてあります。
ベリーズ 電柱に巣を作るエイコーン ウッドペッカー
中米の国ベリーズは、日本の四国ほどの大きさの国土に人口わずか33万人と極めて人口密度の低いのが特徴で、また国土のほとんどが平野で湿原などが多く、それらのおかげか自然は豊かであり、日常の生活の中で野生を身近に感じることが多くあります。この国最大の都市であるベリーズシティから車で30分も走るとユカタンクロホエザルの、遠くまでよく届く鳴き声が聞こえてきます。そんな時今自分が熱帯のジャングルの中にいるのだと実感します。今日の写真はそんなジャングルが道の両側に広がる郊外で見られる野鳥たちです。1枚目はエイコーン ウッドペッカーですが、彼らは道路際に建つ電柱に巣を作る習性があるようで、この写真のような場面をあちこちで目にします。
また彼らの特徴的な習性はドングリの実を貯蔵することで、電柱や生木の立木にドングリの実がぴったり収まるようなくぼみを彫りそこに蓄えるのです。時には木肌表面がドングリで覆われてしまうほどになります。それにしても彼らのくちばしはとても頑丈そうに見えますね。
こちらの写真は先日の4月29日のこのブログ上でご紹介したホワイトカラード シードイーターで、彼らをもちろん郊外でもよく見かることができます。人をあまり恐れないことから、いつでも近くで撮影ができるとてもフレンドリーな種類です。
ベリーズは熱帯ですから日本とは違った植生ですから我々になじみのない樹木にお目にかかることができます。この写真も郊外で見かけたものでヒョウタンの仲間でしょうか。
使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 8.0、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
ベリーズ ベリーズシティで野生観察
中米の国ベリーズは、国土が日本の四国ほどしかない小さな国ですが、人口は約36万人と非常に少なく密度はまばらです。その原因の一つは、国土の多くが平坦でその標高が低いことから湿地が多く人が住むに適さないことと、開発が簡単ではないことが挙げられます。この国の最大の都市べリーズシティはカリブ海の沿岸にあり、やはり標高が低く市内のあちこちに湿地がありマングローブの群生地もあります。しかしそれが豊かな自然を育む要因となり、市内でも多くの野生動物が生息し、それらを日常的に目にすることができます。今日はそんな自然豊かなベリーズシティの様子をご紹介します。1枚目は自宅のあるタウンハウスの敷地内でよく見かけるオレンジ色が美しいフーディッド オリオールです。敷地内のヤシの木に付く虫を狙って毎日のように訪れます。人を怖がりません。
2枚目は敷地内の建物の床下に住むトゲオツギオイグアナです。敷地内の芝草を食べており、体長は1m以上になります。床下の住処にはたくさんの家族が暮らしています。この他に主に樹上で暮らすグリーンイグアナも生息しています。
敷地隣の道路には大きな側溝があり常に水があります。そこにはいつも野生の睡蓮の花が咲いており写真のようにミツバチやトンボが集まります。
その側溝にはたくさんの水生動物が生息しており、この写真の大きなグッピーの他に20㎝以上になるテラピアを見かけます。これらの魚を狙って様々な野鳥がこの側溝で狩りをしますから、それを日常的に目撃することができます。この他にカニやタニシもたくさんいることから、それを狙う鳥もいます。
使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 6.3、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 文殊の森公園のヒヨドリなど
今日は先日4月26日に自宅近くの文殊の森公園で撮影した野鳥たちのご紹介です。1枚目はどこでも見られるヒヨドリで、自宅庭のサクランボやグミ、ジューンベリー、イチゴなどを食害するにっくき鳥です。普段近くにいても彼を写真に撮ることはないのですが、この時はあまりに近くにいて逃げなかったことから仕方なく撮りました。憎いやつですがたまには害虫も食べますから庭で見つけた時には追い払うだけにしています。多分ヒヨドリはカラスと並んで鳥類界の嫌われ者だと思います。私の偏見かもしれませんが。
こちらは文殊山登山道の割と高い地点で見かけたビンズイです。以前登山口辺りで見たことはあるのですが、今回は意外と標高の高い場所でした。姿はオオルリやキビタキに比べると特徴に乏しく積極的に撮りたいと思う種類ではありませんね。
こちらは下山途中に見かけたイカルです。イカルは自宅周辺で一年中見かける留鳥で、この文殊の森公園でも繁殖しているようです。それにしてもこの鳥、いつもクチバシが汚れていますが、どんな餌の採り方をしているのでしょうか。
こちらは文殊の森公園ではなく自宅周辺を散歩した時に見かけたモズのメスです。これも留鳥で一年中みられます。モズは気が強く巣に近づくと鋭く鳴いて威嚇してくるなかなかの根性者です。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 800、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
ベリーズ 自宅周辺の野鳥たち
中米の国ベリーズに滞在していた期間、住まいはこの国最大の都市ベリーズシティ中心部市街地から車で15分ほどの住宅地にありました。ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地であることから市内全体の標高が低く、あちこちに水場あり、そのため街中でありながらも自然豊かな土地で、市内にマングローブの林があるのは珍しくありません。自宅周辺は市街中心部から距離があることから、ジャングルとそれほど変わらないというのは大げさですが、そう言いたくなるほど自然は更に豊かです。今日の写真は週末の日課にしていた自宅周辺の散歩の際に撮った野鳥たちです。1枚目は普段最も多く見かける鳥の一つであるホワイトカラード シードイーターで、写っているのはメスですが、彼女らはある一定期間メスたちだけで群れを作って過ごします。
メスだけの群れで過ごすのは多分繁殖期以外だと思いますが、一方でオスが群れているのは見たことがありません。日本にいるキジもメスだけの群れを見かけることがありますから同じような習性なのかもしれません。
この写真は自宅近所で見かけたハトですが、なぜか図鑑に載っていません。図鑑はベリーズで最も多く利用され信頼性が高いとされている「Birds of Belize」ですから漏れているとは思えないのですが。もしかしたらこのハト、ドバトなのでしょうか。
こちらも同じくハトですが、ちゃんと図鑑に載っています。名前はラディークラウンド ドーブです。上記のハトと比べると大分小型です。日本ではハトの種類はそれほど多くないのですが、ベリーズにはたくさんの仲間が生息しています。
使用機材のカメラはSONY α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 5.6、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 文殊の森公園のキビタキ(オス)
今日は先日4月26日に自宅近くの文殊の森公園で出会ったキビタキの写真をご紹介します。私はキビタキが自分の住んでいる周辺に生息しているという事実を去年まで知りませんでした。キビタキを生まれて初めて見たのはこの文殊の森公園だったのです。その姿を初めて目にした時は姿の美しさに、こんな鳥がが身近にいたのかと驚きました。
それ以来春になるとオオルリと共にこのキビタキに会うのが楽しみとなり、山歩きの時だけでなく自宅の周辺でもこの鳥のさえずりが聞こえるとその美しい姿を探すようになりました。1枚目は文殊山頂上に向かう登山道の割と高い位置で出会った個体です。
2枚目は1枚目と同じ個体で、距離は近かったのですが残念ながら木の葉が邪魔になっています。この時期の鳥撮影は葉に大きく影響されますね。
3枚目は登山道の割と低い場所で出会った個体で、上記のものより色が濃く鮮やかなような気がします。これは年齢によるものなのでしょうか。ちなみにルリビタキの場合は背面の色が美しい青色になるには2年かかるそうです。どうせなら美しい個体を撮りたいものです。
これは3枚目と同じ個体ですが、彼は結局こちらを向いてくれることなく飛び去ってしまいました。これがその時の写真ですが、のどのオレンジ色が一層鮮やかに見えます。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/320sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 文殊の森公園のキビタキのメス
今日も朝から良く晴れていました。昨日に続いて自宅近くの文殊の森公園に出かけました。昨日はキビタキなどの写真が撮れたのですが、ブログには自宅近くに架けた巣箱に出入りするシジュウカラをご紹介したことから載せることができませんでした。その写真を今日載せようと思っていたのですが、今日は今日でまた違う写真が撮れたことからそちらを先に載せることにしました。1枚目は園内の登山道で出会ったキビタキのメスだと思います。オオルリかもと迷ったのですが、のどが黄色っぽいことからこちらにしました。もし間違っていたらご指摘ください。
これは1枚目とは別の個体です。のどの色が黄色っぽいことからキビタキだと思うのですが、良く分かりません。ただこのメスの近くにはオオルリのオスがいました。それで迷ってしまっているのです。手元の図鑑によればオオルリのメスはのどが白いはずなのです。ただこの写真は光の加減なのか1枚目のメスよりよりも腹が白く写っています。
こちらは上記のメスの近くにいたオオルリのオスで、盛んにさえずっていました。かなり近くで撮影できたのですが強烈な逆光で背景が総て飛んでしまっているのは残念です。
こちらの個体は上記と同じです。やはり逆光のため背景がきれいに写っていないのが惜しいのですが、オオルリを撮る場合は往々にしてこんな写真になってしまいます。
使用機材のカメラはSONY α6600、レンズはSony 100-400 GM OSS 。1枚目の写真の撮影データは焦点距離400mm、35ミリ版換算600mm、ISO 4,000、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 巣箱のシジュウカラ
岐阜市近郊にある自宅の東隣は栗畑になっており、一年を通して様々な獣や野鳥が訪れます。その様子が自宅の和室の窓から良く見えることからこれまで多くの写真を撮ることができました。そんな自然溢れる栗畑に今年の2月、栗の木に巣箱を架けました。巣箱は今回が初めてではなく2年前にも設置し、その時はシジュウカラが子育てをしました。そして今年の巣箱にもやはりシジュウカラが営巣しています。4月26日の今日はその様子をご紹介します。1枚目は昨日あたりから親鳥の出入りが多くなっていることから卵がかえったのかもしれません。これから巣箱に入ろうとしているところですが入口で辺りを警戒しているようです。
巣箱を出る際にも穴から顔さえもほとんど出すことなく辺りをうかがいます。こうして4,5秒は様子を見ています。
次に体を半分ほど出し、更に辺りをきょろきょろ見回しますから相当に警戒しているのが分かります。彼らにとっては雛ともども逃げ場のない穴の中は危険な場所であると承知しているのかもしれません。
この写真は昨日、自宅近所を散歩した際に見かけたヒバリで、青空高く舞い大きな声で歌っていました。まさに美空ひばりですね。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離183.4mm、35ミリ版換算500mm、ISO 400、F 4.0、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 クモの糸を集めるメジロ
今日も昨日に続いて4月22日に撮影した時の写真をご紹介します。文殊の森公園の文殊山山頂に続く経路のうち、ドングリの小径を歩いていて今日の写真のメジロに出会いました。そのメジロは、以前3月19日にこのブログ上でご紹介したエナガと同じようにクモの巣の糸を集めていました。それはメジロの巣作りのための巣材に違いありません。
エナガがクモの糸を集めていたのが3月19日で、昨日のブログでご紹介した通り今年巣立ったエナガの若鳥を見たのが4月22日。小鳥たちの子育ては産卵から巣立ちまで1か月弱ですからこの日付の計算はぴったり合います。このクモの糸を必死で引っ張っているメジロもこれから巣作りを始めますから、1か月後には若鳥たちを見られるかもしれません。それにしてもエナガの子育て時期は早いのですね。
クモの糸を集めるメジロに出会った後、この日は下山途中でこの写真の通りコゲラに出会いました。このコゲラを見つけた時に近くでキビタキが盛んにさえずっており、そちらを探すかこのコゲラを撮るか迷いました。結局はコゲラを撮ることにしました。
コゲラの撮影を早々に切り上げて、さえずりの方向を散々探した挙句やっと音源のキビタキを見つけることができました。すぐにカメラを向けて数枚撮影しましたがキビタキは飛び去ってしまいました。その時の写真がこれですが残念ながらピントが合っていません。惜しいことをしました。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
日本 文殊の森公園のエナガの若鳥
先日4月22日に自宅近くの文殊の森公園でアオジを見かけ、その様子をこのブログでご紹介したのですが、そのアオジを見かけたすぐ後に今日の写真のエナガに出会いました。そのエナガはこの写真でもお分かりいただけるかと思いますが、どう見ても巣立ったばかりの若鳥でした。くちばしにその特徴が残っています。ということは今年になって既に子育てを終えたということになります。他にもこのような人を怖警戒しない若鳥たちが周囲にいました。エナガの子育ては早いのですね。
これは上記の写真の個体の後ろ姿です。間違いなくエナガですね。近くには親鳥と思われる成長のエナガもいるのを見ています。エナガもスズメと同じように夏にかけて数回の子育てをするのでしょうね。
この写真はエナガを見かけた場所の近くにある古墳です。文殊の森公園にはいくつかの古墳が散らばってあり、それを見つけながら歩くのも楽しいハイキングになります。この古墳は直方体で深さ1.5mほどが石積みされており、その上に天井石としてこのような大きな岩が載っています。造りとしては奈良の舞台古墳と似ています。
また古墳近くの倒木にこの写真のような大きなキノコが生えていました。一見シイタケに似ていますが大きさが全く違い5倍ほどあります。
使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 800、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。